無料で商標検索!特許情報プラットフォーム『J-Plat-Pat』の使い方
しかし時代の流れとともに特許情報に対するユーザーニーズの高度化・多様化が進み、新しい検索サービスである特許情報プラットフォーム『J-Plat-Pat』の提供が2015年3月23日より開始されました。
『J-Plat-Pat』の概要
『J-Plat-Pat』は、かつての「特許電子図書館」(IPDL)と比べ、一般人から研究者まで幅広いユーザーがより利用しやすいシステムを目指して開発されました。
『J-Plat-Pat』の特徴
また、初心者でもわかりやすいインターフェースになっている一方、論理式検索などの高度な検索も可能で、パソコンの中級・上級者でも満足できるようなシステムです。
さらに、検索ボックスも大きめに作られていて入力例もボックス内にうすく表示されています。どこに何を入力すればよいのかひと目でわかるようになっているので、とても使いやすい印象を受けるのではないでしょうか。
利用時の注意
『J-Plat-Pat』の情報が更新されるには、出願してから約2ヶ月かかります。そのため、出願直後の情報は検索しても引っかからないことがあります。
また、商標の検索結果は外観〈見た目〉、称呼〈呼び方〉、観念〈意味合い〉を総合的に判断して出てくるものです。『J-Plat-Pat』で類似の商標がヒットしなくても、実際は類似の商標が存在する場合がありますので注意が必要です。
中には、『J-Plat-Pat』で同じような商標が見つからなくても、そもそも商標としては登録できないものもあります。出願の際には、実際に商標登録できるものかどうかよく確認してから出願するようにしましょう。
自分では斬新な商品・サービス名だと思っていても、すでに誰かに商標登録されている場合もあります。無断でその登録商標を使ってしまうと商標権の侵害になってしまいます。このシステムを賢く利用し、商品やサービスの開発に役立ててみてはいかがでしょうか。